英語圏での小学校の国語(英語ですね)の授業って興味ありませんか。
彼らはどんな授業を受けて、どんなふうに英語を習得していくのでしょう。
今回の話はケビンが通っていたThe British School(英国人学校)での授業内容をご紹介します。
1. 読んで読んで読みまくれ
2. 週1回のスペリングテスト
3. ワークブックは絵がいっぱい
4. 発表、発表、そして発表
読んで読んで読みまくれ
とにかく毎日毎日本を読む宿題が出ました。子ども達は自分のレベルにあった本棚から本を選び、毎日家に持って帰って本を読み進めます。
これ大変そうに思われるかもしれませんが、全然そんなことないです。それぞれのレベルにあった絵本なので、1ページ1文ずつくらいから始められます。
お勧めシリーズを3つご紹介します。
1.★Oxford Reading Tree★
定番中の定番で、一冊ごと完結型。とにかく話が面白い。絵を見るだけでも楽しいです。リーディングレベルが上がってくると、マジックキーなるものが出現して冒険が始まります。
2.★A to Z mystery★
だんだん読むのが楽しくなってきた子ども向け。
AからZまで1冊ずつあって、結構本格的なミステリー。
ケビンも大好きでしたし、私もワクワクしながら読んでいました。
3. Wayside School
小学校3年~4年生のケビンがドはまりしたシリーズがこちら。ゲラゲラ笑って何度も読むので、本がボロボロになり、なんと同じシリーズをもう一度買ったのでした。
週1回のスペリングテスト
ワレワレも中学校の英語の時間に単語テストありましたよね。
教科書P35〜P40の新出単語っていう感じだったと思いますが、それとはちょっと違います。
出題のされ方としてはこんな感じ。
igで終わる単語グループ
IG Family Spelling List
pig
dig
fig
twig
wig
上記のように読み方が同じ単語とか、同じ性質を持つ単語で分類された単語テストでした。
子どもは塊で覚えていくので覚えやすいようでした。お試しワークシートをつけますのでご興味ある方はやってみてください。
★ワークブック★
文法的なことはワークブックで学習していました。でっかいバインダーに挟まった用紙の問題を解いていくのですが、とにかく絵がたくさん。
文法勉強していますという堅苦しい感じはなかったです。
★発表、発表、そして発表★
調べてまとめるような学習課題が多く出ていました。それを皆の前で発表、発表につぐ発表。この発表するがとても大事なことのようです。小学校の頃からプレゼンの練習をするんですね。
日本の英語教育と違うところは…
やっぱりそれぞれが違うペースで進んでいけるところでしょうか。

進み方がゆっくりでも、誰かが何かをいうことはないみたい
またThe British Schoolでは、英語を母語としない子どもに対して、ひとつ学年を下げるなどの措置がとられることがあり、英語がキャッチアップしてきた段階で、元のクラスに戻すこともありました。
レベルによるクラス分けは賛否両論あると思いますが、私は小さな子が本を多読する教育は素晴らしいと思いました。自分の好きな本についてお友達と話せるなんて楽しいことですし、いつか自分のための素敵な本に出会える可能性が広がりますよね。
英語の多読を実践しようと思ったら・・
では英語がどのレベルの時に、どういう本を読めばいいのでしょう。
英語の児童書なんて読んでこなかった私は、羅針盤としてこの本を使っていました。
英語多読完全ブックガイド
レベル別に分類されていて、たっくさんの本が掲載されているので、超お勧めです!
そして子どもとリーディング記録簿をつけていました。
めざせ100万語! 読書記録手帳
ちなみに・・・
私はいまだに英語を読むのが苦手で、一回読んだ本を日本語で読み直し、そこで初めて感激したりするのですが、ケビンはその逆のようでした。
10歳で帰国して、そこから日本語との壮絶な闘いが始まるケビンですが、その話はまた今度。
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